綿帽子

徒然なるままに創作語り。

伊則パパについて

伊織の父親・伊則パパの話です。

※マジスゲーッ新刊のネタバレしかない

スパークで頒布したかったよね………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊則は23世紀の人間ではなく弘安の役(2回目の蒙古襲来)から23世紀にタイムスリップして来た武士。戦争の初期の初期、戦力不足に悩んでいた時の政府の中でもやべー奴らが「過去の名もなき人物の中から審神者能力がある人間を連れてくれば戦力拡充出来るじゃん!」と時間遡行装置を悪用して連れてきました。

✳ちなみに時の政府はこの事に一切関与してませんよ!一部のやべー奴らが勝手にやったことです!

この時伊則は死にかけていたので政府の暗部っぽい施設で治療されます。が、ここで補足を。

✳この世界では対時間遡行軍兵器として刀剣男士が実装されるまでにステップがありました。

  1. 審神者能力者が刀剣男士の宿る本体を使い戦う(審神者によって身体能力にバラツキがあるため安定した戦果に繋がらない、そもそも人間の肉体強度が遡行軍と比較して非常に脆弱なので殉職者が多い)
  2. 1の対案として審神者能力者と刀剣男士を憑依融合させて使い手の身体能力・肉体強度を強化させて戦う(これは肉体が人外に変質するため拒絶反応が非常に出やすい&融合する事で刀剣男士が持つ数百年分の『人々が語った情報・記憶』を一気に脳にインストールするため脳が焼き切れ廃人化する者が続出したため研究段階でボツになる)
  3. 1、2を受けて刀剣男士が実装される。

 

話は戻って伊則は実験施設で蘇生を施されましたが治療の甲斐なく死亡。でも審神者能力者でしかも戦える伊則の力が惜しかったやべー奴らは伊則が持っていた短刀・太刀・薙刀を術式で伊則の身体に埋め込み三口の付喪神パワー()を心臓の代わりにします。(武○錬金の核鉄的なアレ)えっそんなの無理だって?神隠しとか言うリアリティマーブルが出来る刀剣男士がいる世界線もあるんだから心臓を動かすくらいやれますって!大量の霊力使って現実を侵食するわけじゃないし余裕余裕!!

そして三口の刀剣それぞれに微かに宿った付喪神の『記憶』を呼び起こす事で『日置伊則という男』の意識を回復させようとしました。

実験は成功して『日置伊則』は意識を回復します。でも中身は生前の『日置伊則』とは別人になっていました。

この意識を回復した日置伊則は『日置伊則という男の脳に残っていた記憶情報』を基盤に『彼が生前愛用していた三口の刀剣に宿った付喪神』が統合した事で生じた『全く別の誰か』です。ベースは日置伊則の記憶ですが今自我を持っているのは三口の刀剣を統合したモノなので刀剣男士寄りのメンタルです。 

肉体も刀剣の付喪神と融合してるので体の素体は刀剣男士、つまり人外に変質しています。

✳拒絶反応が出なかったのは元々実験段階で死体だったからです。

で、この実験を主導したやべー奴らを調査してたのが公安局の塚原と後輩の香織です。やべー奴らは公安局にしょっぴかれます。伊則も保護されます。

それから色々あって香織と仲良くなって伊織が生まれます。

 

 

✳ちなみに生前の『日置伊則』は寡黙で薩摩弁を話したそうな。